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斉藤彰広
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ジャムセッションを日本の文化に!が合言葉のジャムセッション伝道師!

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グルーヴのコツ12~アンティシペーションの読み合い

毎回バンドアンサンブルの視点で
セッションのコツをお伝えしているこのブログ。

今回は特にリズム隊(ベース&ドラムはもちろん、バッキングに回ったギターやピアノも含む)のプレイヤーが、セッション中にどんな会話をするのかについて解説します!

アドリブで会話をするジャムセッション。

そんなスリリングで丁々発止のやり取りを
リズム隊は独特の方法で交わしていきます。

そんなやり取りのキーワードは「アンティシペーション」

まずアンティシペーションの意味から簡単に解説します。

シンコペーションと言うのは聞いたことありますか?
要するに、一拍先のリズムを先取りして演奏し、
リズムに緊張感を出す演奏方法です。
(さらに詳しくはこちら)

そして、このシンコペーションを
「小節の区切りをまたいで行わるのがアンティシペーションです!」

要は、次の小節の頭の音を、
半拍先取りして、はやく演奏してしまうのです。

これが実はリズム隊の駆け引きのしどころとなります。

アンティシペーションを使うと、
かなりリズムに躍動感が出てきます。

なので、普通にリズムを演奏している時とは
かなりグルーヴに違いが出てきます。

なので、やはりリズム隊全員で合わせる必要が出てくるのですが、
ここでお互いの読み合いが始まる訳です!

「お!アンティシペーションを仕掛けてきた!
 次も来るかな?こないかな??」

こんな駆け引きが自然と生まれます。
こうやってお互いを良く聞きながら、
タイミングを合わせ、グルーヴの落とし所を探っていくわけです。

また、ここにギターやピアノなどのコード楽器が絡んでくるとさらにスリリング!

なぜかというと、コード楽器は当たり前ですが、
コード(和音)を操ります。

なので、コード楽器がアンティシペーションをすると、
コードまで半拍早くなる訳です!

すると、ソリストしっかりそれを聞いていれば、
反応せざるを得ません。

リズムとコード両方が、一気にアンティシペーションするので、
それこそ強力なグルーヴが生まれます!!

といった感じで、アンティシペーションはリズム隊の駆け引きのしどころ!

是非これを覚えておいて下さいね。

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