【中級ジャムスタンダード】 lovin’ you ラビンユー

ジャンルを超えたジャムセッションのスタンダードナンバーをご紹介するこのブログ。

今回は、ミニーリパートン(MINNIE RIPERTON)の歌によるバージョンで超有名な、
「lovin’ you」を取り上げてみます!


この曲、よくテレビやラジオなどでも流れているので、
聞けば多くの人が、「ああ、知ってる!」と思う曲の一つだと思います。

サビ部分のファルセットによる高音のメロディは、
いつ聞いてもグッとくるものがあります。

そして、セッションでは歌ものだけではなく、
よくインスト(楽器だけ)でもアレンジされてプレイされます。

この曲のセッション的な特徴を上げると、

1 歌ものが基本だが、割とインストでもプレイされることが多い。
2 シンプルなR&Bタイプの8ビートが基本のアレンジ。
3 コードが全部で5つしかなく、構成もABA形式とシンプル。

どちらかというと、
ゆったりとしたバラードで演奏されることの多いこの曲。

上述のように、素晴らしいメロディラインを持っているので、
歌ものはもちろん、楽器プレイヤーも好んで取り上げることが多いです。

かつ、リズムもいわゆるR&Bで良くプレイされるタイプの8ビート。
ロックでストレートな8ビートではなく、
ちょっとおしゃれな16ビートの混ざった感じのビートが似合う名曲です。

また、コードも基本的なくり返しが多く、
全編通しても5つしか出てきません!

かつ、全体の構成もABA形式とシンプルなため、
ちょっとセッションなれした人なら、
初見でもいけるくらい覚えやすい曲です!

こういった特徴から、
素晴らしいメロディを活かしつつ、シンプルに楽しめるため、
普通のヒットナンバーとしてだけではなく、
ジャムスタンダードとしても広く普及し残っているわけです!

是非、この曲もレパートリーに入れて、
ちょっとおしゃれなセッションを楽しんでみてくださいね。


【中級ジャムスタンダード】 stomy Monday blues ストーミーマンデーブルース

毎回ジャンルを超えた、
ジャムセッションのスタンダードナンバーをオススメするこのブログ。

今回は、ブルースのスタンダードナンバーとして、
有名すぎるスタンダードナンバー「ストーミーマンデーブルース」
を取り上げます!


このストーミーマンデーブルース、
いわゆる普通のブルースに使われているコード進行とは

ちょっと変形したものを使っています。

なので、
あえて中級スタンダードとして取り上げさせてもらいました。

でも、ブルージーなフィーリングは天下一品の名曲!

Tボーンウォーカーを筆頭に、
ほぼ全てのブルースマンにカバーされている
まさにセッションスタンダードと呼ぶにふさわしい曲といえるでしょう。


セッション的な特徴をあげると
1 先述のとおり、いわゆるブルース進行ではないコード進行を採用している。
2 スローでプレイされることが多く、いわゆるスローブルースのフィーリングが必要。
3 コード進行の料理の仕方が様々できる。ジャジーにやったりロックに攻めたり、
  普通のブルース進行以上に様々なアプローチが可能。

こんな感じでしょうか?

聞いていただければわかりますが、
コード進行は変形していても、12小節で1まとまりなのは同じ。

ソリストはソロに入ったとたん、
普通の12小節ブルースのように、シンプルにアドリブすることが可能。

かつ、コード進行を意識すれば、
普通のブルース進行より多少動いているので、
そのコード進行に沿うようにジャジーにアドリブすることも可能。

スローブルースのいい意味でどろどろしたフィーリングを残しつつ、
いかようにも攻められる、
まさに、沢山のプレイヤーにカバーされても色あせることのない
素晴らしい応用力を持った名曲です!


ブルージーなフィーリングでお酒でも飲みながらセッションをしたい人は、
避けて通れないスタンダードナンバーです!!


【中級ジャムスタンダード】 isn’t she lovely イズントシーラブリー

ジャムスタンダードオススメブログ、
今回はスティービーワンダーのイズントシーラブリーを取り上げます!

この曲は、当時生まれたばかりの
スティービーの愛娘に向けて書かれた名曲の一つ。

でも、それだけではなくて、
セッションの世界でも、それこそ様々なミュージシャンに
様々なアレンジで取り上げられている名スタンダード。

セッション的な特徴をあげると、

1 いわゆる循環コードが採用されていて、覚えやすい。
2 AB形式のシンプルな構成でアドリブしやすい。
3 印象的な3連符のキメがあって、ソロが展開しやすい。

こんなポイントがあると思います。


まず、コード進行ですが、
いわゆる循環コードというのを基本に構成されていて、
同じようなコード進行がずっとまわる部分が多いので、(全てではない)
比較的覚えやすいです。

かつ、ポップな響きのコードなので、
アドリブも明るく、いい意味で軽く演奏できるので、
セッションに少し慣れてきた中級者にオススメの進行です。


また、全体の構成はAB形式というわかりやすい構成で、
全部で16小節一まとまりの曲なのですが、
丁度半分の8小節ずつ、Aパート、Bパートに分かれています。

つまり、8小節で曲自体が盛り上がるので、
その型を使ってアドリブすれば、一番曲に合った形のアドリブになります!

そして、Bパートの最後には、
印象的なキメがでてきて大団円!となるので、
ソリストとしては、かなりアドリブしやすく、わかりやすい構成です!!

この曲をノリノリで弾きこなせたら、
あなたもセッション初心者の壁を見事ぶち破ったといっても過言ではない!?

スティービーワンダー一流の、
ポップな名曲を是非レパートリーにいれて楽しんで行ってくださいね。


【中級ジャムスタンダード】 the chiken  ザ チキン

今回のオススメジャムスタンダードはファンキーな名曲!

その名もザ チキン!

かの有名なベーシスト、ジャコパストリアスの名演で
世の中には普及されたかと思います。

が、あくまでセッションの世界での有名曲であって、
なかなかヒットチャートなどにでてくるタイプの曲ではありません。

なので、セッションやっている人は絶対しっているけど、
普通のリスナーやバンドしかやったことのないプレイヤーはほとんど知らない!

という、かなり知名度に偏りのある曲でもあります。

今回はこの機会に、より多くの人のに向けて、
このスタンダードナンバーをオススメしていきたいと思います!

まずこの曲の最大の特徴と言えば、
「印象的なベースリフ!でのイントロ」

この始まりのリフを基調に、
どんどん曲やアドリブが展開していきます。

まさにベース、ドラムのリズム隊の腕の見せ所というか、
リフ一つで、ファンキーかつご機嫌なグルーヴを演出できる素晴らしいイントロです。

そして、コード進行上の特徴も面白い!
何とブルースのように全て7thコードが採用されていて、
合計で5つの7thコードによって曲全体が構成されています。

これも、覚えやすいので、スタンダードになった理由の一つでしょう。

かつ、全て7thコードなので、
ブルージーに弾いたり、ジャジーに攻めたり、
ロックに行ったり、ハチャメチャしたり!
といった、アドリブ上の自由度が格段に高くなっています。

まぁ、難しい音楽理論の話は置いておいて、
結構なんでもありで、自由に遊べるコード進行だということです!

実際セッションでこの曲をやると、
アドリブする人がかわるごとに
その人の個性が発揮されて、全く違うフィーリングになります。

ファンキーでかっちりしている割に
意外と遊び心を満載にできるのが、この曲の隠れた魅力でしょう!

そして、忘れてはいけない特徴が、
バンド全体でバッチリ決まるとかっこいい「キメ」があることでしょう!!

聞いていただけると一発でわかりますが、
この印象的なキメが、アドリブ中に必ずあります。

その部分をしっかりキメつつ、
さらに熱いソロを演出し、バックは答えていく。

このキメをどれだけ上手くソロの盛り上がりに取り入れられるかが、
この曲をやる際の、プレイヤー側の腕の見せ所となります!


纏めると、
1 印象的なリフ
2 5つの7thコードによる自由なコード進行
3 ソロの盛り上がりを演出するキメ

この3つの要素を上手く活かして、
最高にご機嫌なファンクグルーヴを楽しめたら、
間違いなくセッション中級レベルです。

さぁ、楽しんで行きましょう!


【中級ジャムスタンダード】 C jam blues  Cジャムブルース

今回のオススメスタンダードナンバーはジャズです!

ジャズのスタンダードナンバーはそれこそ星の数ほどあり、
沢山のプレイヤーに、様々なアレンジで演奏されてきました。

沢山のジャズスタンダードナンバーの譜面を納めた、
譜面集も沢山出版されています。

でも、その中でもまず1曲目としてオススメしたいのが、
今回のCジャムブルースです!

なぜオススメなのかというと、
「テーマメロディがドとソの2音しかないから覚えやすい!」

聞けば一発でわかるのですが、
この曲はメインのテーマメロディがたったの2音だけしかありません。

なので、ジャズの複雑なメロディやテンションコードなどの知識がなくても、
とりあえずプレイすることが可能です。

かつ、コード進行もいわゆる普通の3コードブルースの変形なので、
基本のブルース進行を押さえている人ならば、
割ととっつきやすい形と言えます。


ジャズのスタンダードナンバーなんて
覚えるの大変そうだし、難しそう!

という偏見をもってしまっている人は、
是非この曲からジャズスタンダード入門してみてくださいね。


【中級ジャムスタンダード】 cameleon カメレオン

全体で8曲目、
そして中級スタンダードとしては2曲の今回。

またまた、知る人ぞ知る、
でも、セッションではしょっちゅうやられる名曲をオススメしたいと思います!


今回のオススメスタンダードナンバーは、「カメレオン」

この曲も、スタンダードナンバー製造機といっても過言ではない(?)
ハービーハンコック氏の作曲によるものです。

この曲は何と言っても、メインリフが印象的!

原曲では、ポールジャクソン氏の
太くてセクシーなベースサウンドによる、
キャッチーかつファンキーなリフからスタートします。

このリフを聞いた時点で腰が動き始めるくらいグルーヴィーなのですが、
さらにドラマーのハービーメイソン氏のドラムワークと相まって、
独特のファンクグルーヴを生み出しています!

このグルーヴを体感するだけでも、
この曲を聞いてみる価値はあると思います。

で、もうこの曲はリフのごり押しで進んで行きます。

ファンクにはよくある2コードものなのですが、
その延々と続くコード進行を延々と続くグルヴィーなリフで料理していきます!

メインリフは2つだけ。
そして、最後にはキメが入って、一段落。

構成はこれだけだし、コードも2つだけなので、
実質、メインリフを2つ覚えればプレイできてしまうシンプルな曲です。

でも、ちょっとしたリズム遊びや、
セッションハウス全体が一つになって踊れるようなグルーヴを出せる
すばらしい名曲。


この曲をつかったセッションで、
今まで何人の人間が踊り狂ってきたのでしょうか!?

その位、簡単に覚えられて、
かつ盛り上がるスタンダードナンバーなので、
是非中級の仲間入りしたい人は、レパートリーに入れてみてくださいね。


【中級ジャムスタンダード】 sissy strut  シッシーストラット

今回から中級のジャムスタンダードを紹介していきます。

まず、初級と中級の差を説明しておきますと、
「初級」はキメごとがなく、コードも4つ以内で、
初心者でも割と初見で行けそうな曲。

「中級」は決まったリフやキメがあって、
それを覚えないとプレイできないが、
それさえ押さえたら、構成などもシンプルで割と覚えやすいもの。

こんな基準で選んでいます。

さて、そんな中級ジャムスタンダードの一曲目ですが、
「シッシーストラット」を選んでみました!

この曲は、なんとコード進行がない!
ずーっとC7一発のみ!!

こんなに覚えやすい曲はない、
と安心するのはまだ早い。

その分、2つのメインリフが存在します。

言ってみれば、コード進行は変わらないのに、
リフをチェンジすることによって、AメロとBメロを分けている感じでしょうか。

でも、2つのリフしっかり覚えて、
チェンジすることができれば、
後はコード一発なので、割とアドリブ自体は自由でしょう。

かつ、リズムはちょっとハネたご機嫌な16ビートなので、
バンド全体がグルーヴすれば、それだけで気持ちのいい曲となります!

セッションなどでも、
中盤に躍らせて、会場全体で盛り上がりたいときによくプレイされます。

2つのファンキーリフのみで出来上がったシンプルだけど、
かっこいいジャムスタンダードナンバー。

リフ自体も覚えやすくかっこいいので、
中級への第一歩として是非レパートリーに入れてみてくださいね!


【初級ジャムスタンダード】 Tighten Up タイトゥンアップ

第7回目の初級ジャムスタンダードは Tighten Up!

ソウル/ファンク系のジャムスタンダードナンバーで、
超初心者向けの素晴らしい曲です。

インスト系のスタンダードナンバーの中では、
かなりシンプルな構成、かつ簡単なナンバーです。

バーナードパーディなどの、

素晴らしいグルーヴマスターたちの18番として、
隠れた人気を誇っている曲でもあります。

この曲が、なぜ初級のジャムスタンダードなのかというと、
「コードが二つしかないから!」

本当に2つのコードの繰り返しで曲ができています!

かつ、メロディもシンプルなリフを繰り返すだけ。

こんなに覚えやすくて、アドリブしやすい曲はないです

でも、シンプルが故に、
それこそリズムやグルーヴなど、
メンバー全員が踊り出すようなプレイで個性を出すことができます!

もう、会場中がダンスホールになるような
シンプル&グルーヴィーなセッションを展開しましょう。


また、コードだけじゃなく、構成もシンプルで、
「途中に2小節のキメがあるだけ。」

セッションでは、アイコンタクトや合図を出して、
このキメを入れることによって、ソロを交代したり、
全体を盛り上げたり、エンディングに持っていったりと、
様々な仕掛けを施すことができます。

たった2つのコードと、2小節のキメ。

これだけで、素晴らしいジャムスタンダードになった名曲 Tighten Up!

是非、初心者はこの曲をレパートリーに入れてみてくださいね。


【初級ジャムスタンダード】beatles twist&shout ツイスト&シャウト

第6回目の初級ジャムスタンダードナンバーは
かの有名な世界的バンド「ビートルズ」の「ツイスト&シャウト」

誰でも一度は聞いたことのあるロックスタンダードだと思います。

でも、実はこれ、ビートルズのオリジナルではなくカバー。
実際はトップノーツというグループがオリジナルなのです。

そんな細かい情報は置いておいて、ロックのスタンダードであるだけじゃなく、
ジャンルフリーのセッションでもよく取り上げられる名曲。

今回はこの曲のセッション的特徴とアドリブ攻略法を解説していきます!

この曲は何と言っても、軽快な8ビートが最大の特徴!

ロックンロールのグルーヴにのって、
軽快なコードと歌メロディが流れていきます。

でも、さすがロッククラシック!

基本同じパターンのくり返しで、
コード進行も3コードのみ。
しかもずっとくり返し!

こんなに覚えやすい曲はありません。

また、実は曲全体を見渡すと、AメロパートとBサビパートに分かれていて、
このBサビパートに至ってはコードは一つだけ!

あの有名な「ア~、ア~、ア~、ア~!」とハモって行く部分です。

基本Aメロパートを繰り返してソロをとり、
よきところで合図を出し、Bパートに移行してソロ終了。

という形でセッションされます。

ソロが盛り上がりの最高潮のところで、
しっかりバンド全体でコミュニケーションがとれ、
スムーズにBパートに行けた時などは鳥肌もの。

是非セッションのレパートリーに入れてみてくださいね。

ただし!注意事項も最後に一つだけ。

余りにオリジナルバージョンが有名すぎる曲なため、
特にビートルズの熱狂的なファンの人は
「原曲通りに完全コピーで演奏しないとダメだ!」
なんて、ガチガチの偏見を無意識に持ってしまっていることも多いのがこの曲。

何はなくとも、セッションだし、
基本は楽器でのコミュニケーションなので、
完璧にこだわる必要は全くないし、
また、それをやるとセッションの面白みがなくなってしまいます。

超有名なスタンダードナンバーこそ、
頭を柔らかくしてセッションすることが肝心です!


【初級ジャムスタンダード】long train running ロングトレインランニング

さて、初級ジャムスタンダードの第5回目はロックです!

ロックなナンバーには、
シンプルで素晴らしい名曲が多いのですが、
その反面なかなかジャムスタンダードにはなりずらい傾向があります。

なぜかというと、

決まったリフや決まったアレンジなど、
これじゃなきゃこの曲じゃない!
という決まりごとが多い曲、もしくはそういう文化が強いからです。

でも、今回オススメのロングトレインランニングは、
冒頭の印象的なリフはあれど、シンプルなものだし、
それ以外は派手に崩してもOK!

サザンロックの雄、「ドゥービーブラザーズ」のヒットナンバーの一つですが、
そんなサザンロック特有のおおらかさがあるので、
見事にジャムスタンダードナンバーとしてプレイされ続けています。

コピーバンドしかやったことのなかった人には、
この曲でのセッションは新鮮で楽しくでしょうがない!

そんなロック畑から生まれた素晴らしいジャムスタンダードナンバーです。

プレイ上の特徴としては、
冒頭に印象的なギターリフがあるということ以外は、
延々とマイナーのブルース進行を回すだけ。

細かいことを言うと、
いわゆるオーソドックスなマイナーブルース進行より
ほんの少しチェンジがあるのですが、
それも初見で問題なくいける程度のコードチェンジ。

基本マイナーのブルースと捉えて問題ない内容です。

この編のシンプルなコード進行も、
ジャムスタンダードになった大きな要因の一つでしょう。

ロックなリフに、自由なコード進行!

これぞ、アドリブするために生まれたような
見事なセッション的名曲です。


ロックファンも、そうじゃない人も、
是非この機会にチェックしてみてくださいね。


【初級ジャムスタンダード】knockin’ on heaven’s door  ノッキングオンヘブンズドア

さて、第4回目の初級ジャムスタンダードナンバーは、
ボブディランによる作曲の「ノッキングオンヘブンズドア」です!

この曲はフォーク、そしてロックの名曲として長年プレイされ続けている曲ですね。

ボブディランの力の抜けた、
でもメッセージ性の強い歌い方とアレンジのおりじなるバージョンも有名ですし、
いわゆるLAメタルの雄、gun’s & rosesによるカバーバージョンの方も、
かなり有名です。

というように、この曲も長い歴史の中で
様々な形にアレンジされ、カバーされてきたスタンダードナンバー中のスタンダードナンバーなのです。

セッション的な特徴を言うと、
何はなくとも、「コードが3つしか出てこない!」
というのが最大の特徴でしょう。

これだけシンプルな構成なのに、
見事にディランのカリスマと、歌詞の世界で、
サビまでしっかり心に入ってくる曲となっています。

かつこれだけシンプルなので、
基本はバラード調で、ゆっくり演奏されるのですが、
セッションになると、ロックなバージョン、
または、ちょっと警戒にレゲエ調のグルーヴにして遊ぶなど、
様々なリズムアレンジが、その場で施されることが多いのも特徴です。

セッション入門者にもってこいの名曲「ノッキングオンザヘブンズドア」


是非チェックしてみてくださいね!


【初級ジャムスタンダード】Cantaloupe Island  カンタロープアイランド

第3回目の初級ジャムスタンダード紹介はカンタロープアイランド!

第1回のウォーターメロンマンと同じくハービーハンコックの手による曲です。

やはりこの曲もジャムスタンダードとして
最高の特徴である「シンプルだけど、かっこいいアドリブがとりやすい!」
を持っているので、長年初級ジャムスタンダードとして君臨し続けています。

なんせ、コード進行が3つしかない!
そして全体が16小節という切りのいい構成。

これは、初心者が入門するには最高の条件です。

かつ、そんなにシンプルなのに、
曲の途中にいわゆる「キメ」と呼ばれる仕掛けがあり、
このキメを利用してソロを盛り上げやすい!
(キメとは、ある決まったリズムでバンド全員で同じフレーズやコードを演奏すること。)

これらの入門者にやさしい特徴を全開で活かしてアドリブすれば、
きっといい楽器コミュニケーションが展開できるでしょう!

シンプルで渋い曲ですが、
セッションの現場ではいつも熱く盛り上がるこの曲。


是非チェックしてみてくださいね!


【初級ジャムスタンダード】 スタンドバイミー stand by me

意外と知っているようで知らない名曲。
そして、アドリブを展開するジャムセッション的に、
とってもプレイしやすい初級スタンダードナンバー。

そんな曲たちのポイントをまとめつつご紹介するこのブログ。

今回は「スタンドバイミー stand by me」です!

この曲は知らない人の方が少ない位有名な曲ですね。
映画ファンならば、その名もズバリ「stand by me」
という80年代の名作映画でメインテーマとして使用されて、
リバイバルヒットしたのをご存じかもしれません。

また、原曲はベンEキングの手による作曲で、
ソウルな8ビートナンバーとしてプレイされています。

この曲は、ジャズやブルースなどジャンルを限定したセッション以外の
いわゆるジャンルフリーセッションならば、
必ずプレイされるといっても過言ではない曲です。

なぜなら、コードが4つしか出てこない割に、
メロディはしっかりAメロとサビがあって、
シンプルながら、グッとくる名曲だからです!

仕組みや構成はシンプルだけど、
メロディとバンド全体のコミュニケーションだけで、
ガツンと盛り上げることができる!!

そんな、名曲の条件、そしてジャムスタンダードの条件を
見事にクリアした神曲です。

一度でもセッションで聞いたことのある人ならばわかると思いますが、
ベースのリフで始まるイントロは同じでも、
人が変われば、見事に曲の雰囲気やアドリブの盛り上がりが違ってきます。

しっとりと泣きの感じで楽器を歌わせる人もいれば、
カントリーチックに明るく攻める人もいる。

ブルースロック的に熱く攻める人もいれば、
バラードのノリで楽しむ人もいる。

また、リズム隊にとっても、
基調となっているのがシンプルな8ビートなので、
全体が盛り上がったらファンキーなグルーヴに変える人もいれば、
ボサノバチックに淡々と曲の良さを活かす人もいます。

なんにせよ、
今まで録音されたもの、(カバーはジョンレノンが有名ですね!)
されていないものまで含めると、
それこそ星の数ほど様々なアレンジでセッションされてきたこの曲。

でも、基本の曲のイメージは残したまま、
いまでもまだ、新しいアレンジや、新しいアドリブが生まれています!

曲自体も名曲ですが、
セッションの題材としても名曲!

こんな、名プレイヤーと名監督を兼ね備えたノムさんの様なスタンダードナンバーは、
他になかなか見当たりません。

シンプルで覚えやすい曲ですので、
これを機会に是非あなたのジャムスタンダードレパートリーに入れてみてくださいね。


今回のオススメジャムスタンダードはこの辺で。
次回をお楽しみに~!


【初級ジャムスタンダード】Water melon man ウォーターメロンマン

今回からジャムセッションでよくプレイされるスタンダードナンバーについて、
簡単な解説を含めて、ご紹介していきます!

記念すべき第1曲目のジャムスタンダードナンバーは

【water melon man ウォーターメロンマン】

1970年代のジャズファンクの名盤「ヘッドハンターズ head hunters」
というアルバムに収録されています。

かの有名なジャズピアニスト「ハービーハンコック hurbie huncock」
による作曲のジャムスタンダードナンバーです。

この曲の特徴としては、
何と言ってもそのゆる~いファンクビート。

基本16ビートを感じるのですが、
いわゆるバシバシ決まってくるテンポのはやいファンクではなく、
ゆったりひょっこりのテンポでプレイされているので、
初心者が入門するのにうってつけのスタンダードナンバーです。

また、コード進行もブルースの変形であり、
3つしかコードネームが出てこないので、
覚えやすい曲でもあります。

ただし、このシンプルさが逆に深さでもあります!

シンプルであるがゆえに、
「セッション初心者と上級者には優しいが、中級者に厳しい!」

初心者には、一番初めに覚えるジャムスタンダードとして最適。
また、シンプルであるがゆえに、
上級者には様々なアレンジやアドリブの余地が残されていて楽しい!

実際、ジャムマスタークラスの人が集まると、この曲は

・リズムをボサノバやラテン、シャッフルなどに変更
・ブルージーに弾いたり、ジャジーに弾いたり、ロックに弾いたりと
 様々なアドリブの個性が自ずと出る。

などなどの工夫を凝らしてよくセッションされます。

が、ちょっとセッション慣れしてきた中級者には厳しい!

シンプルであるがゆえに、
自分のソロのやリズムの手の内がでやすく、
すぐマンネリしてしまう。

こんな症状が出やすい曲でもあるのです!

なので、現在の自分の実力が計り安い曲としても、
一つオススメできる曲であります。

さて、こんなウォーターメロンマンですが、
是非一度聴いてみてくださいね。


そして、実際のセッションの現場で聴いて、プレイして見れば、
自ずとこの曲の素晴らしさと深さがわかると思います。

ジャムスタンダードナンバーとして外せない一曲です!


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インストラクター

斉藤彰広
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