【上級フュージョンスタンダード】room 335 ルーム335

毎回ジャンルを超えたジャムスタンダードナンバーをご紹介しているこのブログ。

今回は往年のギター好きならだれもが知っている
名フュージョンギタリスト「ラリーカールトン」による
これまた超スタンダード曲【room 335】をご紹介!

フュージョンシーンに燦然と輝くナンバーです。
一聴すると、さわやかなフュージョンですが、
その裏のコード進行はプレイヤー泣かせ!

複雑なコード進行を縫うようにして、
自然なメロディでアドリブを取るラリーの偉大さが、
やってみるとわかってくる難易度上級のスタンダードです。

この曲をセッション的視点からまとめると、

1なにはなくとも転調の嵐!
 大雑把に分けると3つ調からできています。
 細かく分析するとさらに多くの転調が…。

2構成も意外と複雑!基本はABCA形式
 最後のAがポイントです。

といった感じ。

とにかくさわやかなメロディに反して、
バックのコード進行が複雑怪奇!

この転調だらけのコード進行に惑わされず、
しっかりメロディを紡いでいける
理論的知識とテクニックが自ずと必要になっている曲です。

上手くなればなるほど、
その大変さを感じさせずにサラッとアドリブできます。

が、そこに行くまでに
結構時間を必要とするのは間違いない曲でしょう。

そして、構成も一筋縄ではいかない!

特に最後のAパートが肝。
ここは通称【バンプ】といって、
テーマメロディがなく、リズムとコードだけの部分なのですが、
アドリブに突入すると、
ここも容赦なく崩したアドリブメロディが入ってきます!

その時、
コーラスの頭のAなのか?最後のAなのか?
わからなくなって、メンバー間でズレが生じ
グダグダになってロストしていく…、
なんていう状況もおおいにあり得ます!

コード進行だけでなく、
構成も一ひねりされているので、
間違いなく難易度上級でしょう。

この曲をさらっとアドリブできたら、
かなりのセッション上級者!

是非一つの目標として、
レパートリーに入れてみてくださいね。

FTJS!

このブログについて

このブログはセッションサイト
FTJ schoolの企画です。

動画プログラム

無料メルマガ


  

Email

サブコンテンツ

ameblo.png

インストラクター

斉藤彰広
プロフィール


坂下春樹
プロフィール

サイト運営者

株式会社ジャムニケーション